剛性アップや運転フィーリングの向上が嬉しいです。

今までプリウスへの世間の関心は、やはり燃費にありました。
ついに「E」で40.8l/kmに達しました。
さすが時代を作ってきた車ですね。

しかし、今回より注目されているのが、走りの性能部分や、フィーリングです。
ドアを開けて、運転席に座っただけで、今までのプリウスとの違いが感じられます。
それほど、劇的に変わっています。

まずは先代よりも59mmも低く設定された前席ヒップポイントについてです。
これまでのプリウスは、セダン系としてはアップライトな乗車姿勢が特徴となっていましたが、4代目となる今回は、手足を自然に伸ばしたドライビングポジションをとることができます。

目線が低くなることによる、悪影響を心配する人もいるかもしれませんが、
むしろ目線は改善していると思えます。
リアクォーターウィンドウを廃止したにも関わらず、後方の視界は全般的に向上していて、左右の視界も広がっています。

しかし、いちばん進化を感じれるのが、意外にも前方の視界です。
理由としては、カウルトップ高の低下とワイパーのコンシールド化とフード形状の工夫が上げられます。

従来型と比べて、新型プリウスは全長で60mm、全幅が15mm大きくなっていますが、視界の改善のおかげで、むしろ取り回し性は良くなっています。
さらに見逃せないのが、最小回転半径も0.1m小さくなっている点です。
これだけでもかなり運転がしやすくなりますね。

また、乗降する際に気づく点としては、ドアの閉まり音の変化です。
ボディ剛性の直感的に感じることができる、しっかりとした音色になっています。
加えて、シート合わせをする際には、シート取り付けの剛性さえも大幅に強化されていることにも気づくことができます。
まとめると、基本となる部分をしっかりと作りこんだことが、運転の頼りになるフィーリングにつながっているということですね。

さて、気になる走りの印象ですが、まとめて言えば、普通の人が、普通に運転をすることができるようになったという点が、最大の進化です。

これまでのプリウスはどうしても、燃費に重視を置いている印象があり、運転に関しては若干の違和感を覚える人が多かったです。
例えるなら、駆動用バッテリーの充電状態によっても、加速感やブレーキングのフィーリングが変わっていた点が上げられます。

「アシストが効いている」「回生で電気を貯める」などハイブリットカー独特のフィーリングを好意的にとらえる人もいましたが、どちらかといえば、「なんだかスムーズではない」など不満に感じていた人の方が多かったです。

しかし今回の新型では、自然な走りを実現しています。
加速シーンでは、右足の動きにリニアな応答を示してくれますし、モーター走行から、エンジン走行に移行する際にも、いきなりエンジンがうなり声をあべ、微振動を伝えることもなくなっています。これにはびっくりしましたし、好感をもてました。

ハイブリッドカーの特徴である、静寂感にもさらに磨きがかかっていて、全体的に走りの質感が引き上げられている印象です。