プリウス 新型は4駆も魅力的です。

残念ながら今までのプリウスは、寒冷地や、積雪地に住む人や、
ウィンターレジャーを趣味とする人にとっては、欲しくても、
実際の活用を考えると、なかなか買い辛いクルマでした。

理由は簡単で、4駆の設定がなかったからです。

そういう人達にとっては、今回の新型プリウスの最大のトピックは、
待望の4WDモデルの登場になります。

4駆のメカは、E-Fourで、エスティマやハリアーハイブリッドでお馴染みなものとなっています。
これは電動モーターで後輪を駆動させる方式のものです。

開発者の話によると、初めは通常のプロペラシャフトを持つメカの採用も検討されたそうです。
しかし、燃費のロスの面と考えたときに、新型プリウスへの選択ではないとなりました。

簡単に言うと、4駆に求められる低ミュー路性能と、高効率のバランスを考えたうえでのE-Fourの採用となっているわけです。

リアのモーター性能は7.2ps/5.6kgmとなっています。
また、モーターで後輪を駆動できるのは70km/hくらいが限界となっているらしく、このことから、発進や、低速域をカバーすることを目的としていると考えられます。

これは、一般的に言われる生活のなかの4駆としては十分ですね。
雪国での運転を考えても、一番の懸念事項である、坂道発進をこなすことができるので、そういう面での能力に不足はありませんね。

気になるところとしては、動力の性能になりますが、FFより70kg程度増えた車重の影響は残念ながら感じられます。
加速のシーンの出足のときの勢いや、速度の伸びが若干ながらスポイルされた印象となっていて、ハードめのブレーキングの時もクルマの重さを感じてしまいます。

全体としてエンジンに掛かる負担がどうしても大きくなってしまうために、加速時に若干ノイジーに感じられるのもFFとの違いになります。

しかし、ハンドリングのバランスという面では、4WDも良好となっていて、乗り心地の快適度も高くなっています。
5mmの車高アップのマイナスもほとんどなく、シャシーセッティングもうまくまとめられています。

プリウスの4駆を待っていた人にとっては、間違いなく良い仕上がりになっていますね。